「旧中山道」街道歩き こぼれ話②

こんにちは 菅野です。

今回は「歩き方」について。

日常、どんな風に歩いてますか? あまり意識しませんよね。

私は日頃からハイヒールの踵をカツカツして歩いており、カツカツしない歩き方が分かりませんでした。

よって、街道歩きも運動会の行進のように左右の腕を軽く振り、踵を踏み鳴らして歩いていました。

でも、それではとても長距離は歩けません。

歩き始めて二日目くらいから、踵が痛くて、これは歩き方を変えなくてはいけない、と強く思いました。




そこで、旧街道歩きの本を買ってみたところ、歩き方が書いてありました。

それによれば、

「踵から足を下ろすのを止め、なるべく衝撃の少ない歩き方、擦り足で歩く」、と書いてあります。

全身の動きが小さい、「ナンバ歩き」というのを知る。

右手、右足を同時に出し、歩幅は狭く、足はすり足。

昔の人は、和服を着て生活しておりましたから、半身をねじらない歩き方は、

和服の着崩れを防ぎ、当時の服装や履物、生活習慣に合致し、合理的な歩き方だった、ということが実感されました。



!!!! そうだ!これだ!



しかし、長年軍隊行進方式で歩いてきた身には、右手右足を同時に出す歩き方は、

いきなりできるものではありません。

取り合えず、足は踵着地をやめ、すり足にする。ほう、これなら踵に負担がかからない。

右手右足同時出しは、竹馬の要領。とはいえ、かなり意識しないと手が反対。

で、手はあまり動かさないことに。思い出したらナンバ歩き。

そういえば、小学1年生の運動会の行進練習で、私は歩き方を矯正された。

教師は、「踵から足を下ろし足は真っすぐに。手と足は反対側を出す。」そう指導された。

それまでは「ナンバ歩き」だったんだ、きっと。

意識してそうしていたとは思えないけど、自分の中では自然だったんだろうな。


こうして無事に踵痛い問題は解決し、街道歩きは続くのでした。