「旧中山道」街道をゆく 5

こんにちは 菅野です。

「旧中山道」街道をゆく その5。

5日目、埼京線吹上駅から開始。自宅から電車で1時間以上かかるくらい遠くになりました。

晴天!! 吹上駅から307号線に出て左折。

住宅街の駅なので、割と人通りはまばら。なんだけど、

307号線に向けて、人が結構歩いている。しかも、“のぼり”持って。

なに? って思ったら、コレ

「国道17号線は駅伝競走大会のため通行止め」

中山道の道標もあったけど、心は駅伝大会へまっしぐら。

沿道は、準備のみなさんとのぼりを掲げた人、見物人。

ひとはまばらだけど、なんかもうすぐ来るらしい。

道なりに歩きながらランナーを待つ。

来た!!!

白バイが先導して、オレンジジャンパーのおじさんが沿道警備

外国人選手、飛ぶように走り抜ける。

沿道でのぼりを掲げて応援する皆さん。そうか、実業団なんだ。

どうりで、沢山吹上駅で人が降りたわけだ。

でも、待てども外国人選手ばかり。日本人選手は来ない。

しかも、トップと後続の差が激しく大きい。

もしかして、外国人区間?

もしかして、元旦の実業団駅伝の予選会?

そういえば、スポーツ選手を抱える企業に勤務する友人が言っていた。

大会のたびに社員は順番に応援に動員されるらしい。


やがて道には、東京から60kmの標識。

大分遠くまできましたね。熊谷まで6km。

見晴らしの良い、広々とした道路、青く高い空。

でも待てよ。旧中山道はどうした?

あれ?

地図地図。やっぱり・・・・・間違えてる。

駅伝の立看の前に出てきた「旧中山道道標」

曲がれって、出てたよね。

結局、吹上から次の行田駅まで3Km強を歩き、

電車に乗ってまた吹上駅まで戻ってやり直し。なんてこと。

本日二度目の吹上駅。時刻は11時5分 紅葉が美しい。

気を取り直して、旧中山道再開

左に入るんです。

住宅街の中の旧街道をすすみ、間の宿案内板、榎戸堰公園、などを見ながら進み、道はやがて荒川の堤に。

白井権八延命地蔵  しらいごんぱちえんめいじぞう
歌舞伎「鈴ヶ森」に登場する白井権八とお地蔵様のエピソードで有名な「物言い地蔵」

荒川の堤  広い 河原とは思えない、普通に畑。これが水没することがあるなんてね。

決壊の碑  昔から暴れ川だった。

道は荒川土手から住宅街に入り、こんなかわいい道標が。 立派なお寺があり、

やがて街道は熊谷宿へ。

本陣跡の案内、        旧街道は八木橋百貨店の中を通る、新島(にいしまの)一里塚、樹齢300年以上 忍領石標「従是南忍領」文字有

忍領って、皆さま記憶にあるでしょうか。

2007年に発行された和田竜さんの小説「のぼうの城」

2012年に野村萬斎主演で映画化もされました。

「そうか、ここだったんだ!」一時、和田竜さんにハマった私。感慨もひとしお。

そして、ようやく田んぼが広がる平地。のぼう様の時代にもこの田んぼが一面に広がっていた・・・・

快晴の晩秋の一日が暮れようとしています。

十月桜が咲いていました。

今日は、とんだ駅伝見物で遠回りをしましたが、

快晴で良い一日でした。

川幅うどんってものを始めて知りました。食べられなかったけど。

ベルグを見ながら本日も終了。ベルグ沢山あるね。

最寄り駅は「籠原」  新宿駅の埼京線ホームで毎日「籠原行き」を見てました。

籠原ってどこだろう?? 長年の疑問が解消した日でもありました。


高崎線籠原駅にて5日目終了。

吹上駅発 9:10 11:05再出発  籠原駅着16:39  高崎線同区間:15分

4日目: 埼玉県吹上駅 ⇒ 籠原駅 16.1km

      所要時間:5時間34分(休憩時間含む)