「旧中山道」街道歩き こぼれ話①

こんにちは 菅野です。

今回は◆街道歩きの目的 について。

旧街道歩きだなんてこのご時世になんてヒマ人、物好きって思ってるでしょ。

その通り!!!!

徒歩は、正直遅々としてなかなか進みません。江戸の旅人なら二日で踏破する距離に6日。

電車に乗ってしまえば、新宿から本庄まで埼京線と高崎線の通勤電車を使っても1時間40分程度。

必死に高速移動の研究を続け、実現した科学技術を尻目に、徒歩って何よ。

それは、必死に手のひらサイズを目指して薄く軽く、コンパクトにする技術を磨いたスマホに

恐ろしく大きなキャラクターのチャーム(?)を付けて持ち歩くJKのよう。

技術革新に逆行するふるまい。技術者の皆さまごめんなさい。

でもね、街道歩きは、歩くこと自体が目的なのです。

街道や町の様子、商店や周りの風景を観察しながら歩くことを楽しむ旅です。

歩いてみると、知らない事だらけ。

一歩一歩 歩くことで気が付くこと、沢山あります。

前回の深谷宿。江戸時代の繁栄ぶり、現代でも頑張っている商店。

明治の殖産興業時代を思わせる風物、

戦後の高度経済成長期に消滅したもの、残されたもの、大事にされている物、されなかった物。

思いがけず出会えた絶景。歩いてみなければ一生出会うことのなかった風景です。

歩いたときから大分時間がたって、今Webサイトで検索すると、全く違った姿に出会ったりもします。

コロナ下、県外外出自粛で、東京のガイドブックが売れていると聞きました。

地球の歩き方の東京編とか、古地図を片手に江戸を歩く、みたいな本とか。

それを旧街道に沿ってやっている、ってことで、散歩の延長、とご理解下さい。

では、また。