老眼について考える

こんにちは。志村と申します。
不惑を超え肉体の衰えを感じると共に、今まで何不自由なく見えていた世界が突如!見えないっ……!
これは一体!?
贅沢にもこれまで裸眼で生きてきたのですが、とうとう視力矯正のお世話になる時が来ました。
はじめのうちは「気のせいだ…」「照明が暗いせいだ…」「眩しいから…」「お腹が空いてて…」と、
現実から目を背けていたのですが、針に糸通しがし難くなった時、とうとう負けを認めた次第です。

わたし、老眼確定です。

しかし年上の友達と比較すると、ここはどうやらこれからまだまだ続く老眼ストーリーの序章。
これからどんどん“見えない世界”が待っているようです。なんて恐ろしい。
これはもう現実を粛々と受け止め、自分が生活しやすい環境を自分のために整えてあげるしかありません。

そこで、普段PC作業をする際に「UD(ユニバーサルデザイン)フォント」を使うようになりました。

「UDフォント」とは、「識別しやすさ」を追求して作られたフォントです。
老眼だけではなく、色々な“見え方の不具合”に寄り添ってデザインされています。
今では多種多様なUDフォントが頒布されていますね。

このUDフォントはそう新しいものでもなく、十年以上前から一部企業などで採用されているものですが
まだまだ浸透していない印象です。

※ちなみに、Windows10では「BIZ UDPゴシック」などがOSにバンドルされています。

特に小さい数字は「3と8」「5と6」などが識別し難くなってきました。
いちいちどっちだろう?と判断せずともぱっと見で識別できるように環境を整えるだけで
作業ストレスが違ってきます。

しかしまだまだ書類などに使用されているのは古(いにしえ)の識別しずらいフォントが多いです。
超高齢化社会に突入しようとしている現代、今後のシルバー需要を鑑みても
世の中にもっと読みやすいフォントが広がるといいなと、今日も小さな文字と格闘する老眼戦士でした。