完全自作加湿器のすすめ

めっきり寒くなったと同時に乾燥に悩まされる季節になってきました。
私の部屋は冬はエアコンで暖を取っています。
ストーブやファンヒーターと違ってエアコンの暖房は単に室内の空気を暖めるだけなので、(飽和水蒸気量が上がり)相対的に湿度は下がってしまいます。
そのため、寝冷え対策でエアコンをつけっぱなしにしておくとノドがガラガラで目覚めることになり、これは体によくありません。
加湿器を使えばいい訳ですが、何かナチュラルな方法はないだろうか(エアコンをつけっぱなしにしている人間に言う資格はありませんが)、と考え、以前はエアコンの下に濡れタオルを干していましたが、普通の薄手のタオルですと未明のうちに乾いてしまいますし、厚手のバスタオルは朝までもちますが、カビ臭くなるおそれがあります。


そこで私の頭の中の科学力を総動員して思いついたのがこれです。

そう、毛細管現象を利用して常にヒタヒタにさせたタオルに風を当てる、という方法です。
タオルのカビ臭問題は解決しませんが、雑巾一歩手前の使い古しのものを加湿専用と割り切って使えばまあいいんじゃないかと。
先達はいないかと検索したところぼちぼちいらっしゃいました。
http://miyabikoubou.sakura.ne.jp/funnys.htm
http://blog.livedoor.jp/hauler/archives/50258402.html


ただ、バケツや洗面器をひっくり返すと目も当てられない事態になります。
狭い部屋で導入するためには何とかこれを解決させなければなりません。
思案して家の中を見回したところ、使わなくなった洗濯カゴと大鍋が目に入りました。
何かよい棒はないかとホームセンターに行ったところ特大の菜箸を見つけ買って帰りました。
そして出来上がったのがこれです。

アリもので間に合わせたので、かかった費用は菜箸(110円)x2だけです。
タオルがちょっと小ぎたないのはご勘弁ください。臭ってもいいやつをチョイスしたもので。

効果ですが、劇的に部屋の湿度が上がる訳ではありませんが(48%までは行きました)、ノドがガラガラになるのは防げますし、あまり湿りすぎると結露の問題が発生しますから、ほどほどでちょうどよいのではないかと思います。
カビ臭問題ですが、何日か放置してタオルを嗅ぐとやはり臭いますので、交換(洗濯か煮沸)は必要です。
検索するとハッカ油の利用例があり、試してみましたがこれはいいです。
抗菌云々とまでは言いませんが、普通にアロマオイルとしての消臭効果は期待できます。何滴か垂らすとミントの香りがふわ~っっと部屋に広がります。

皆さんもいかがでしょうか。DIY加湿器、おすすめです。