EXCELデータ作成 よもや話 その1

データと一言にいっても様々なものがございます。
数値の蓄積、住所等の文字列、画像。
特にExcelでは数値を並べてグラフ参照元や、住所録の作成として他アプリケーションと連携し
様々な展開がなされることでしょう。

今回はExcelでのデータ作成において一つ、お話したいと思います。

先ほど「様々な展開」と書きましたが、一つの選択肢としてcsvに変換という形があります。
これがとても便利でして、他アプリケーションにて読込む際、採用してる形式として多いと思います。

csvとは、Excelで表示される1セル毎に「,」(カンマ)で区切ったテキストデータです。
単純にセル毎に区切っていくためとても分かりやすい見た目になります。
さらに、一定のルールで区切られたものというのはプログラムでとても扱いやすく、重宝されます。

大変便利な形式ですが、注意しなければならないことがあります。

それはセル内部に、「Altキー」+「Enterキー」で簡単に作れる「セル内部の改行」です。

csv形式は単純なルールとして、『1セル毎に「,」(カンマ)で区切る』データですので
セル内の改行はそのままテキストデータに反映され、縦横の並びが崩れてしまいます。
これを放置すると、他アプリケーションで読み込めなかったり、最悪データが壊れてしまいます。
膨大な量のセル内に含まれる場合、アイチェックで探すのはとても大変です。

そこで、Excel上で簡単にセル内の改行を見つける方法をご紹介します。

勿体ぶりましたが、検索で簡単に見つけることができます。
「Ctrlキー」+「Hキー」で検索機能(検索と置換ダイアログボックス)を呼び出したところへ
検索文字に「Ctrlキー」+「Jキー」を入力します。
検索できるので置換も可能です。
改行が重要な場合もあるので、置換する場合は削除ではなく、代替文字に置き換えることをお勧めします。

勿体ぶった上に大仰にお話させていただきましたが、データを扱う上で「セル内の改行」というのはとても厄介なデータの一つです。
解析、展開を見据えたデータでは使わないことがまず第一ですが、そうもいっていられないのが現実です。

ミスを減らし、よりよいお仕事の一助となれば幸いです。