エニイのブログ

幽霊文字(住所雑学シリーズ0)

2018年8月21日 データマネジメント

こんにちは、住所ヲタ担当K又です。ピークは越えたものの、まだまだ残暑は続きそうですので今回は少し涼しくなるお話をしましょう。先日こんなネット記事が出ていました。

JIS漢字に紛れ込んだ「幽霊文字」 – GIGAZINE
https://gigazine.net/news/20180801-ghost-characters/
-2018年08月01日

幽霊→怪談→涼しい(寒い)という季節的ベタ展開で申し訳ありません。今回はささやかなオバケネタとして聞き流してください。
「幽霊文字」というのは一部マニアにはそこそこ有名なネタですが、初耳の方もいらっしゃるでしょう。
1978年に最初のJISコード(JIS C 6226)が作られましたが、そこに典拠不明な字が字が少なからず含まれていることが指摘されていました。1997年の第4次規格(JIS X 0208)制定の際に徹底調査が行われ、最終的に典拠不明と結論付けられた12字がいわゆる「幽霊文字」と言われています。

地名で有名な幽霊文字に「 」という字があります。これは滋賀県犬上郡多賀町に「山」の下に「女」(つまり「あけび」を意味する)という合成字「𡚴」(Unicode:U+216B4)に「原」で「あけんばら」と読む地域名で使う字が誤写されて登録されたと推定されています。
この「𡚴原」(あけんばら)という地名は河内という大字地域内で使われていた小字ですが、現在は通称名扱いになっており、地理マニアの方が昔の地名表示の看板を見つけに行くようなネタになっている地域でもあります。そういう意味でも消えゆく運命の、文字通り「幽霊文字」になりつつあります。
「妛」については、実際にこれを発見した笹原宏之さんが『日本の漢字』(岩波新書)にその経緯や実際に(あけんばら)に訪問してみたエピソードを書かれていますので、興味ある方はご一読をおすすめします。

さて、ここからが(涼しくなる)本題です。どの字かは明かせないのですが、以前、幽霊文字について調べていたときに、おや?と思い当たった字がありました。あの資料、この資料、そして別の資料、と比較していくとあれ?あれ?あれ?となってしまう字があることに気づいたのです。何があれ?なのかも思わせぶりで大変申し訳ないのですがちょっと言えません。
この字、ひょっとして何かあったときのための何かに使えるようになってないか?と強く感じました。たまたまそうなってしまっているだけで、深い意味はないのかもしれませんが、これに気づいたときには幽霊文字なだけにちょっとだけゾッとしてしまいました。
念のためお断りしておきますと、陰謀めいたことでは全くなく、結果的に幽霊文字となってしまったものをそういう風に活用することもひょっとして可能なのかな・・・という程度のことです。
なんだか私だけが勝手に涼しくなって皆さんには消化不良なネタとなってしまってすみません(今回はシリーズ0の番外編としておきます)。おや、誰か来たようなので今回はこの辺で。